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​終了報告書

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遺伝子・デリバリー研究会第18回シンポジウム(国際シンポジウム)が7月28日(土)にプレミアホテル門司港、夏期セミナーが7月29日(日)に北九州市立大学小倉サテライトキャンパスでそれぞれ開催されました。

 今回の招待講演としまして、シンポジウムでは海外からTemple大学のMarc Ilies先生、The University of Texas MD Anderson Cancer CenterのBrittany Parker Kerrigan先生に、国内からは京都大学の秋吉一成先生、大阪府立大学の弓場英司先生にお話を頂きました。Marc先生からはピリジニウム基を持つ新規両親媒性化合物による核酸送達システムについてのお話を頂き、Brittany先生からは間葉系幹細胞からのエキソソームによるデリバリーシステムや変異を有した遺伝子にのみ作用するsiRNAの設計による特異的遺伝子ノックダウンについてお話頂きました。また、秋吉先生からはコレステロール修飾プルランによるナノゲルのシャペロン機能及びDDSへの応用を、弓場先生からは抗原提示細胞を狙い撃ちした精密設計されたリポソームによる強力なワクチンの紹介をして頂きました。今回の学生・若手ポスター発表では折角の国際シンポジウムということで奨励賞候補者によるショートプレゼンテーションを設けました(1人2分)。このショートプレゼンとポスター発表を総合して奨励賞を選考し、千葉大学の田中浩揮さん、徳島大学の福田達也さんがその栄えある賞を獲得いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 懇親会の後引き続き行われた特別討論会では、離合集散しながら研究の話を中心に様々な話題が飛び交い、大盛り上がりを見せ深夜2時まで繰り広げられました。こうした濃密な時間は主に若手研究者にとっては新たな出会い・交流の場となったと確信しております。

 夜が明けて各自門司港から小倉に移動してもらい夏季セミナーを開催しました。夏季セミナーでは招待講演としまして医薬基盤研究所の黒田悦史先生、名古屋工業大学の築地真也先生にお話を頂きました。黒田先生からは最新のアジュバント作用機序と身近な様々なアジュバント様物質を紹介して頂き非常にたくさんの質問が会場から飛び交いました。築地先生からは局在性リガンドを用いたこれまでにない新しいDDSコンセプトを紹介して頂きこちらもディスカッションが盛り上がり「また来年是非この続きを」となる程でした。学生講演も12件行われ、こちらも非常に活発な議論が交わされました。最後には優秀発表賞として、長崎大学の下川正二朗君、東京医科歯科大学の銭谷怜史君が栄えある賞を獲得しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今年はシンポジウムと夏季セミナーを2日間連続で行うという初の試み、また、台風12号の変則的な進路の影響が危ぶまれましたが、参加者皆様のご協力のもと無事に進行することが出来ました。大変ありがとうございます。事務局としても行き届かない点などあったかと存じますが、少しでも今回のシンポジウム・セミナーを満喫していただけたのであれば、この上ない喜びです。来年度はシンポジウムは春に千葉大学の秋田先生が、夏季セミナーは長崎大学の山吉先生、京都大学の樋口先生が世話人になり開催される予定です。

 

世話人
北九州市立大学 櫻井和朗、望月慎一

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